真生
この世の私たちは、仏様に生かされている存在だと考えます。
世の中をよくしたいという仏様の願いを信じること、仏様の願いにかなった生き方を少しでもこの世に実現し、
ひとりひとりが生きがいのある人生を送ることを真正と名付けました。
真生主義
真正主義は、宗祖法然上人の教えを正しく現代に受け継ぐことを理念としました。
此の世は闇の世、苦しみの世界と考えるのは自分の目が曇っていたためで、1歩進んで眼さえ開けば、光明はどこにもここにも充ち満ちています。
現実の世界でそのまま助かる道は眼の前に開かれているのです。如来の光は信仰のない人にも、ある人にも等しく照りそそいでいて、すなわち一切衆生が仏の恵みに浴しています。来世に重心を置くのではなく、現世つまりこの世で如来の光明の裡に摂取されているのです。
真生綱領(原文)
- 我等は永遠の生命と無限の向上とを要求す、この要求に応ずるものが宗教なり。永遠の生命とは不滅の自覚なり、無限の向上とは人格の完成価値の生活なり。
- 我等は無限の時間と空間とを超越せる宇宙唯一の主体なる道と愛との独尊を信奉す。道は宇宙の大道、天地の法則、万物秩序の原理にして、愛は人格の中心、慈悲の源、万法帰一の根源なり。この主体を名づけて如来とす。如来は吾人の本尊なり。
- 如来は絶対の慈悲者にして、衆生は絶対の帰依者なり。この帰依の姿が即念仏なり、生仏不二なり、神人合一、天地一体の妙諦なり
- この妙諦より出ふるもの是ぞ永遠の生命にして、又これ無限の向上、価値の生活、人格の完成なり。至心に念仏するものは自づからこの妙境に到達す、人生の意義要するに、この妙境の体現に他ならず。
(※解説とまとめが入ります)